PTA役員はみんなで公平・平等に苦しみあいましょう
うちのPTAはだんだん良くなってきている。
と、思ったのも束の間、
母親代表からこんな言葉がでてきた。
「広報だけ、その時に仕事ないなんておかしくない?みんなで公平に分け合わないと」
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役員全員に沈黙が流れた。
話の内容はこうだ。
地域パトロールで各役員全員参加すると。
それぞれ役割の仕事やら作業があるから。
「で、広報さんは、その地域パトロールに何しに来るの?」
と、僕が質問を投げかけた。
広報の1人がこう答えた。
PTA新聞に、『今からみんなで地域パトロールに行ってきます!』
「って、校門を出発する、みなさんの後ろ姿を写真におさめる為にです」
僕:「それだけ?」
広報さん:「はい、それだけです」
僕:「別にいらなくね?後ろ姿の写真ならその時にいる誰かが撮ってもいいと思うし
なんなら、今からその写真撮って当日の様子って使いまわしではいけないの?」
広報:「それはさすがにちょっと(笑)」
そこで母親代表が↑に書いた言葉を発したのです。
「広報だけ、その時に仕事ないなんておかしくない?みんなで公平に分け合わないと」
なぜに、そんなしょうもない用事でわざわざ参加させようと思うのだ?
休ませてあげればいいじゃないか!?
ってことを、まぁうまく母親代表も傷つかないように遠回しに伝えたら
他の役員さん達も、
「そうだよねぇ〜それだけの事の為にわざわざ出て来なくてもいいですよ!」
「写真なら、その時の誰かが写メ撮ってlineで送りますから」
で、広報さんは、地域パトロールの日はお休みしていいということに無事なった。
母親代表の立場も気持ちもすごくわかる。
でも、それを続けていく限り、僕の目指してるPTAの姿はない!
同調圧力という目に見えないやっかいな敵を倒すには
みんなが少しづつ優しくなるしかない
削るとこは削る事によって無駄のない不満のないPTAになると思う。
家庭教育セミナーなんかも同じで
講師の方に恥をかかさない為に、人数集めでPTA役員全員参加させる。
そうじゃないと思う。
本当に為になるセミナーならその時に人数が少なくとも
口コミで絶対に広まるし、毎年毎年その講師を呼ぼうと思うだろう。
そう思わない・人数が集まらない講師は
最初から、話が面白くない・タメになる情報が少ない・人気がない
だけなのだ!
本質を見抜かない限り、
毎年毎年意味のない人数集めに翻弄しなくてはならない。
例えば、アンケート用紙に「全然タメにならなかった。時間の無駄だった」
くらいの項目を作ったっていい。
もし、そこに〇がついていたなら、その講師が原因なのだから。
なぜ、こんな事を書くのかと言うと、
今までのPTAの講師にろくな人間が来なかったという経験からだ。
ある一部の「何にでも感動できる」お母さんはそれでいい。
だけど、大半の人間は(僕を含め)「あ〜時間の無駄だった」
と思うようなセミナーばかりなのだ。
こんなことを続けてきた結果、強制的に役員全員参加せざるえない状況を作ってしまった。
例えるなら
まずいラーメン屋を呼んでしまったから、残すとそのラーメン屋に悪いので、
役員全員で我慢して完食し、最後にすごくおいしかったです!とみんなでウソを言う。
ではなくて、
最初からおいしいラーメン屋を呼んでいれば、わざわざ呼び込みしなくても自然と人が集まり
みんなおいしいおいしいと完食し、また来年も是非お願いしますとなるだろう。
『自分達の首を自分たちで締めている』というのは、こういうことを言うのではないだろうか?